できものの治療に必要なこと

全身どこにでも出来るできものですが、強い痛みが出たり膿を持ったりと症状が進むとその治療は厄介なものです。多くは毛穴から細菌感染を起こし、炎症を起こすことで起こります。炎症が進むと膿を持ち、さらに酷くなると範囲が広がり、蜂窩織炎という状態になります。これらの炎症により痛みや熱感を持つことになります。

できものの治療ですが、初期には患部に抗生物質入りの軟膏を塗ることで様子を見ます。炎症が酷い場合には抗生物質を内服します。多くはその初期治療で治癒することが出来ますが、さらに膿瘍を形成している場合には排膿をすることが必要になります。排膿した上で、患部の清潔を保ち、抗生物質入りの軟膏を塗布しておきます。

蜂窩織炎のように広範囲になると点滴も必要になりますので、出来るだけできものが小さいうちに治療をしておくことが重要です。蜂窩織炎は部位によってさらに他の症状を引き起こすことがあります。耳などの顔周囲での蜂窩織炎は顔面神経に影響を及ぼし、顔面神経麻痺を起こすこともあり、たかができものと放置することは危険だということがわかります。しかしながら、小さな炎症で病院に行くのは避けたいと思うもので、最近ではドラッグストアなどのOTCでも抗生物質の入った軟膏や抗炎症薬などの簡単な治療が出来る薬剤が多くあります。

まずはそういったOTCを利用するのも一つの手ですし、常に清潔を保つことでできものを作らないということも大切です。

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