できものが治りにくい時は皮膚科で治療を受けましょう
一口にできものと言っても、できる場所やどのような形かによってかなりの違いがあります。また原因も様々で、ウイルスまたは細菌感染のこともあれば、ストレスが原因のこともあります。他に外的刺激が原因ということもありますし、体内の病気がもとで、できものとなって体の表面に出て来たりもしますし、股間などを不潔にしている、通気性の悪い下着をつけているなどが理由でできることもあります。皮膚病としてできるできものは、軟膏や抗生物質などによる治療で大体治りますが、中には手術が必要なものもあります。
たとえば粉瘤と呼ばれるアテロームは、腫瘍であるため、手術をしないと完全に治療することはできません。最初は症状がないことが多いのですが、段々大きくなって腫れてくると、痛みを伴うことがあります。また、水疱瘡のウイルスが原因で起こる帯状疱疹もかなりの痛みがありますので、皮膚科を受診した方がいいでしょう。体内の病気がもとで起こるできもの、あるいは発疹には、肝臓疾患や腎臓疾患に伴ってできるものがあります。
さらに便秘などで吹き出物ができてしまうということもあります。いずれにしても、市販の軟膏で治らないとか、薬をつけても悪化する、できもの以外の症状があるという時には、早めに皮膚科に行って治療を受けるようにしましょう。また生活のリズムを整え、バランスのいい食生活をすること、睡眠時間をきちんと取って抵抗力をつけると、感染や外的刺激から体を守ることができるようになります。