美容皮膚科でのホルモン治療

美容皮膚科ではアンチエイジングとしてシミやシワの治療も行っています。アンチエイジングで注目されているのがヒト成長ホルモンを投与することです。人間は年をとるとホルモンの分泌量が減って、老化が促進されます。体内で分泌しているホルモンの種類は100以上ありますが、その中でも影響力が強いのがヒト成長ホルモンです。

脳下垂体から分泌され、青年期をピークに減ります。人間の体を作るタンパク質を合成したり脂質の代謝を促進したりします。心身の健康を守るホルモンで、これを補充することで10年前の若い自分に戻ることが可能です。ホルモンバランスが乱れていないかをチェックするために、治療中は月に1回血液検査や現状報告のために美容皮膚科に通います。

ホルモンを補充して2週間~3週間で体が元気になって気持ちが軽くなり、1ヶ月後には肌にハリが戻るのでシワが薄くなります。女性は部分的な若返りを期待することもありますが、ヒップやバストにハリが出てボリュームもアップするので、見た目の変化に満足しやすいです。治療は6ヶ月間で終了します。この時期になると細胞の代謝レベルが10年前と同じくらい活発になるため、太りにくかったり疲れが顔に出なくなったりと若いイメージを与えます。

他にも美容皮膚科では男性用のテストステロンや女性用のエストロゲン、プロゲステロンなどのホルモン剤を処方できます。患者が足りないホルモンを補うことで、健康的に美しさを取り戻します。

大人ニキビは美容皮膚科で治せます

最近、女性の肌悩みの上位に挙げられることも増えているニキビ、一昔前までは若い肌にできるトラブルで、洗顔さえしていれば治る、といった捉えられ方をしていましたが、現代ではニキビも皮膚科で治すといった意識を持つ方が増えているようです。ニキビはれっきとした皮膚疾患で、早期に適切な処置を受けなければ、重症化してしまうこともあり、醜いニキビ痕となって残ってしまうことも多いのです。皮膚がデコボコと陥没した状態になってしまうと、メイクでも綺麗に隠せず、美容治療を受けてもなかなか元の平らな状態には戻らなくなってしまいます。特に大人の肌にできるニキビは複雑で、いろいろな原因が絡み合ってできてしまっていることが多く、専用のスキンケアコスメを使ってもなかなか改善してくれません。

そのような時は、ぜひ美容皮膚科を受診してみましょう。普通の皮膚科と違って美容皮膚科は、保険内外のニキビ治療が受けられるので、今顔の上に出来てしまっているニキビを、できるだけ早く消し去ることが出来ます。一般的な皮膚科で処方される内服薬や外用薬などは、保険内で出してもらえ、加えて、ニキビに直接アプローチするレーザー治療などの保険外治療を受けられるので、痕残りせずに綺麗に治せます。美容皮膚科では、そのニキビの状態にあった治療法を行うと同時に、ニキビのできにくい健康な肌へ改善させてくれる予防ケアも行うことができるので、皮脂が毛穴に詰まりにくい肌質に変わっていきます。

できものが治りにくい時は皮膚科で治療を受けましょう

一口にできものと言っても、できる場所やどのような形かによってかなりの違いがあります。また原因も様々で、ウイルスまたは細菌感染のこともあれば、ストレスが原因のこともあります。他に外的刺激が原因ということもありますし、体内の病気がもとで、できものとなって体の表面に出て来たりもしますし、股間などを不潔にしている、通気性の悪い下着をつけているなどが理由でできることもあります。皮膚病としてできるできものは、軟膏や抗生物質などによる治療で大体治りますが、中には手術が必要なものもあります。

たとえば粉瘤と呼ばれるアテロームは、腫瘍であるため、手術をしないと完全に治療することはできません。最初は症状がないことが多いのですが、段々大きくなって腫れてくると、痛みを伴うことがあります。また、水疱瘡のウイルスが原因で起こる帯状疱疹もかなりの痛みがありますので、皮膚科を受診した方がいいでしょう。体内の病気がもとで起こるできもの、あるいは発疹には、肝臓疾患や腎臓疾患に伴ってできるものがあります。

さらに便秘などで吹き出物ができてしまうということもあります。いずれにしても、市販の軟膏で治らないとか、薬をつけても悪化する、できもの以外の症状があるという時には、早めに皮膚科に行って治療を受けるようにしましょう。また生活のリズムを整え、バランスのいい食生活をすること、睡眠時間をきちんと取って抵抗力をつけると、感染や外的刺激から体を守ることができるようになります。

跡を残さないためにできものは適切な対応を

できものは色や形、大きさ、発生した部位によっては注意が必要で、すぐに対処を行わないと行けないものがあります。普段よく見るニキビなどと違っている場合には、早めに皮膚科などで診てもらったほうが良いです。生活習慣やホルモンのバランスなどが乱れたり、栄養の不足や偏りが発生すると多くなるニキビは、肌荒れや毛穴のつまりなどで炎症が発生して起きる場合もあります。市販薬なども多く販売が行われていますが、何度も同じ部位にできたり、ニキビ跡を残したくないときには治療を受けたほうが良いです。

毛穴のつまりで出来るできものには、毛孔性苔癬というものもあります。古い角質が残っていることが影響していて、二の腕や背中などに細かなブツブツができている状態です。ピーリング等によって改善を目指せる場合があります。粉瘤というできものは、皮膚の下に袋状の空間ができて、そこに皮脂などが蓄積して盛り上がった状態になります。

絞り出せる場合もありますが、跡が残ったりすぐにまた皮脂などが溜まってしまうので、取り除く手術を受けたほうが良いです。形がいびつで、色も悪く、段々と大きくなっている場合には悪性腫瘍の可能性があります。下手に刺激すると余計に大きくなる場合もあります。見た目がホクロのようでも心配なときには、皮膚科などの専門医でできものを拡大して診ただけで悪性かどうかを判断できる場合があります。

一度皮膚がんになったことがある人は、同じ場所やその付近にまたできる場合があるので注意が必要です。

コラーゲンの合成を促して美肌に導くコラーゲンヨガ

コラーゲンは肌の弾力を保つために必要な肌成分ですが、加齢や生活習慣の乱れなどの影響で肌の細胞の代謝機能が衰えると、コラーゲンの合成が滞りがちになるため、肌の弾力が失われてシワやたるみが目立つようになります。肌のたるみ対策にはコラーゲンが豊富な鶏の手羽先などの食品を食べるのが有効ですが、肌に栄養を届けるには血液循環をスムーズにして肌への血行を促進する必要があります。こうしたコラーゲンの補給と血行の促進を同時に行なうことによって美肌を実現する美容法として最近注目されているが「コラーゲンヨガ」です。コラーゲンヨガとは、ヨガ教室で提供される特製のコラーゲンドリンクで水分補給を行いながら、血液循環を促して新陳代謝を活発にするヨガのプログラムを実践することで美肌を目指そうという新しいヨガレッスンで、女性を中心に人気が高まっています。

また、コラーゲンヨガでは、コラーゲンの合成を活発にする効果があるといわれる「コラーゲンライト」を全身に浴びながら体を動かせる特殊なレッスンルームを使用して行ないます。コラーゲンライトは、エステサロンで提供されているコラーゲンマシンに使われている赤色可視光線で、この光は皮膚の真皮層にある線維芽細胞まで到達し、この細胞の活性化させます。線維芽細胞はコラーゲンなどの肌の真皮層を構成する肌成分をつくる働きをしているので、コラーゲンライトでこの細胞を活性化させることで、コラーゲンの合成を促すことができるというわけです。このようにコラーゲンヨガは、コラーゲンドリンクの補給とコラーゲンライトの照射、新陳代謝を活発にするヨガの3つを組み合わせた美肌効果の高いヨガレッスンといえます。

なお、コラーゲンヨガはもちろんダイエット効果も期待できるので、スリムな体と美肌の両方手に入れたいという方にもお勧めです。

ヨーロッパで流行中のコラーゲンヨガ

女性に大人気のヨガですが、近年ヨーロッパで人気が出てきている新しいスタイルのヨガがコラーゲンヨガです。コラーゲンヨガとは、リラックス、デトックス効果のあるヨガに、美容成分とも言えるコラーゲンの補給、生成促進を組み合わせたものです。専用のスタジオが必要になるため、日本では現在広まりつつあるところでまだご存じない方も多いかもしれません。美容や健康に敏感な女性達の間では既に体験されたという方も多くなってきています。

そもそもコラーゲンとは、人間のからだのあらゆる組織に分布しているタンパク質で、肌や髪などにもたくさん存在しています。化粧品などに配合されていたり、美肌のためのサプリメントとして商品化されているため、健やかな肌のために取り入れている方も多いのではないでしょうか。コラーゲンヨガのスタジオでは、専用のコラーゲン配合のドリンクを摂取しながら、コラーゲンの生成を促進する働きのあるコラーゲンランプを浴びてヨガのエクササイズを行います。ヨガで新陳代謝を活発にし、老廃物の排出を促したところにコラーゲンをチャージすることにより、効率的にコラーゲンを取り込むことが可能になります。

一般的に、ヨガの後の食事や栄養補給は吸収力が高まっているため体に良いものを選んだほうが良いとよく言われますが、コラーゲンヨガはデトックスと同時に美容と健康のために良い成分をチャージすることができるため、忙しい現代人にぴったりの一石二鳥のエクササイズと言えるでしょう。